ジュゼッペ・ペノーネ [Vino]
ボルドーの5大シャトーの一つ「シャトー・ムートン・ロートシルト」は、毎年ラベルが変ることでも有名ですが、2005年のラベルはイタリア人の彫刻家「ジュゼッペ・ペノーネ」氏が担当しました。(あまり知られていませんが2004年はチャールズ皇太子がラベルを描きました)
ジュゼッペ氏によると、左のブドウの葉はムートンの入ったグラスをイメージし、右の手は、それを飲もうとする人の手をイメージしたものだそうです。
でもこの絵からはそれ以外にもさまざまな事を連想させてくれます。ワインが造られるのはあくまでも農作物であるブドウから・・・、そしてそのブドウを一生懸命に育てる人がいて、はじめてムートンのような素晴らしいワインが出来る・・・。
または、現代の地球温暖化によって、ムートンのような素晴らしいワインが、人々の手の届かないところに行ってしまう・・・。
など・・・、考えすぎでしょうか。
それにしてもこのワイン、1本10万円以上しますから、どっちにしても手の届かないワインなんですが・・・(笑)。
ジュゼッペ氏は来日して個展も開かれているようですので、近くで開催されたときは是非見に行ってみたいですね。
(こちらで何点か作品を見ることができます)
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