釜石キャビア [岩手の食材]
釜石にチョウザメを飼育している会社があります。
その会社は「釜石キャビア株式会社」です!
その名の通り、チョウザメからは世界三大珍味の一つ「キャビア」が採れます。
世界的な乱獲により、現在自然にいるチョウザメの数は微々たるものです。
そのため価格も高騰し、とても手の届かないものになってしまいました。
チョウザメは種類にもよりますが、早いものでも8才にならないと卵(キャビア)を持ちません。
また、卵を採る際は、チョウザメのお腹を切ってしまいますから、1生に1回しか採れません。
そのチョウザメの養殖に日本でいち早く取り掛かり、今年で22年を迎えるのが釜石キャビアさんです。(実際には当初第三セクターでスタートし、釜石キャビアさんの経営になったのは3年前です)
チョウザメの養殖技術も未だ確立されておらず、手探り状態で試行錯誤の連続だそうですが、ここにきてようやく安定供給の目途が立ってきたそうです。
釜石キャビアさんでは、現在4種類のチョウザメを養殖しています。
■ アムール ■ シロチョウザメ ■ コチョウザメ ■ ベステル
これはシロチョウザメで、北米原産のチョウザメです。大きいものは4mにもなるそうですが、実際に水槽の中に、3mを超えるシロチョウザメがいました。年令は24才で、重さは200kgあるそうです。
このチョウザメは100年近く生きるそうですから、寿命は人間とほとんど変らないんですね。
キャビアは8才以上のチョウザメから採れ始めますが、実際はもっと大きくしてから採らないと量が確保できないんだそうです。なにせ一度採ってしまったら、そのチョウザメは死んでしまうのですから。。。なんとも気が遠くなります。。。
この方が吉田部長で、チョウザメの養殖を立ち上げたときからの責任者です。
日本で安定的にキャビアが出荷できているのは釜石キャビアさんだけです。
つまり、キャビアに関しては日本一のスペシャリストです!
これはアムールのキャビアで、釜石キャビアさんの看板商品です。
国産のキャビアの特徴を生かすため、塩分を極力控え、フレッシュな味わいのキャビアに仕上げてあります。
輸入ものと比べても、塩分が低く、嫌な臭みもないのが判ります。美味しいです!
現在は都内のレストランへの納品が多いそうですが、是非うちのレストランでも使ってみたいです。(山形のアルケッチャーノさんでも使っているとか。。。ん~益々使わずにはいられません)
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